埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1411
■ 種類 学会発表
■ タイトル 廃棄物埋立地における亜酸化窒素ガス調査
■ 著者 長森正尚    埼玉県環境科学国際センター
渡辺洋一    埼玉県環境科学国際センター
山田正人    (独)国立環境研究所
石垣智基    (独)国立環境研究所
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2011
■ 誌名・巻・号・年 第22回廃棄物資源循環学会研究発表会、平成23年11月4日
■ 抄録・要旨  廃棄物埋立地9箇所及び不適正処理現場2箇所を対象とした埋立地ガスで、低濃度ではあるが地球温暖化係数が310と高い亜酸化窒素ガス(N2O)を対象に調査・解析した。  151試料のガス成分のうち、N2O濃度は0.004〜110ppmvであり、その半数以上が大気よりも低濃度であるとともに、O2やCH4濃度とはわずかな相関がみられた。なお、高濃度のN2Oが測定された上位16試料は、嫌気性埋立あるいは不適正処理現場であったという結果であった。  また、幾つかの調査地において、場内観測井が浅いほど、あるいは場内観測井よりもガス抜き管の方がN2O濃度が高かった。これら埋立地のガス抜き管周辺では、好気的な硝化反応過程でN2Oが生成したと考えられた。  ガス放出量については、嫌気性埋立ではCH4、準好気性埋立ではCO2の寄与率が高い傾向にあった。なお、準好気性埋立地において、N2O放出量が他に比べて多かったが、CH4放出量が極端に少ないことが分かった。 
■ キーワード
■ リンク先URL